設立趣意書
地盤品質判定士会中国支部 設立趣意書
地盤品質判定士協議会は東日本大震災などの宅地被害を契機にして発足され地盤品質判定士の資格制度ができました。地盤品質判定士会は地盤品質判定士協議会の下部組織の団体ですが資格制度が始まるや地球規模での環境悪化が原因とされる降雨災害は近年頻発しており宅地に対する一般市民の関心は増大していると思われます。地盤品質判定士会主催の最初の市民相談会は、岡山にて2016年第51回地盤工学研究発表会のイベントとして開催されました。その後地盤品質判定士会のイベントとして定着したように思います。2018年西日本豪雨では広島県・岡山県を中心として大きな人的被害が発生し、中国地域において土砂災害や洪水災害に対する市民の関心は高まりました。そのようなことからも中国地域においても他の地域に追随して支部を設立して地域に密着した活動の必要性を感じるものであります。
そこで2020年の末に中国支部設立準備会を発足させました。準備会では2021年4月に自治体及び会員にアンケートを行いました。中国地域においてはまだ自治体における地盤品質判定士の存在感は高いとは言えませんが、自治体の専門部署においては地盤品質判定士会との連携を検討される自治体も少なからずあることを確認しました。
そして2021年7月に地盤品質判定士会会員へのアンケートを行いました。その結果、回答者の88%の方は中国支部の設立を希望する方がいることを確認しました。 このようなことから地盤品質判定士会の中国支部を設立することで、地域住民や自治体の宅地に対する要望に迅速に応えることができ、地盤品質判定士がさらに地域に密着して社会に貢献できるのではないかと考えます。