2019年度(平成31/令和元年度)総会議事録
地盤品質判定士会 神奈川支部
2019年度(平成31年度)総会議事録
日時:2019年(平成31年)4月20日(土)
開会 午前 9時30分/閉会 午前10時20分
場所:横浜市社会福祉センター 8階 B会議室
出席者数:17名
審議事項
(1)第1号議案:2018年度(平成30年度)事業報告・会計報告
(2)第2号議案:役員の追加・補充
(3)第3号議案:2019年度(平成31年度)事業計画・予算(案)
議事の経過の概要及び議決の結果
(1)開会
定刻に至り、司会者の高橋一紀が開会を宣言する。
(2)開会あいさつ
地盤品質判定士会神奈川支部 支部長立花秀夫より、総会の開会挨拶がなされた。要点は下記のとおり。
- 本年度は中期計画の最後の年に当たり、更なる活発化を図っていきたい。
- 2018年2月、国土交通省が新設した「宅地防災」分野に地盤品質判定士が民間登録資格として認定されたのを契機に県内自治体へのPR活動を行った。
- 神奈川支部の会員は、2019年3月末日現在で43名と、設立時の2倍近くになった。
- 支部活動を進めるためには自前の活動資金が必要であり、支部としての会費制導入の準備会を進めていたが、本部からの要請で延期する。資金確保のため、引き続き本年度も支部の活動費として寄付金を募集する。
- 支部では3つのワーキンググループ(以下WGと略)があるが、すべてのWGで人員が不足しているため、皆様には可能な限りWGメンバーへの参画をお願いしたい。
- 本日は、2019年度の議案審議に引き続き、末岡徹様による特別講演会がおこなわれるほか、終了後、交流会(懇親会)を計画している。有意義な一日となることを願っている。
(3)議長選出
司会者が議長の選出について山田岳峰を推挙し、議場に諮(はか)ったところ、全員意義なくこれを承認し、山田岳峰はこれを了承し、議長に就任した。
(4)議案の審議事項及び質疑
ア.第1号議案:2018年度(平成30年度)事業報告・会計報告
議長・山田岳峰は、第1号議案について、支部長・立花秀夫、事務局・大久保拓郎に説明を求めた。
立花秀夫は、2018年度の事業報告について総括した。2018年度は中期計画の2年目として支部活動の活発化を図ってきた。国土交通省民間資格登録を契機に県内行政機関へ広く周知活動を行い、宅地相談の流れを記した市民向けチラシの作成を行った。行政の紹介による宅地地盤の相談も実施した。また川崎市とは意見交換会を行い、麻生区防災フェアでは宅地地盤相談を行った。
また、大久保拓郎は、第1号議案、2018年度の各WGの実績を説明した。会員WGの実績は、年4回の研修会の実施。研修会等を通し会員数38名→43名の増に貢献。
広報WGの実績は、行政・各市の関連部署に対する広報活動。自治体・個人向けチラシを作成し、広報活動に利用。川崎市麻生区防災フェアに参加して宅地地盤相談を実施。
業務検討WGの実績は、業務受注に関するアンケートを実施。受注体制の検討を行う。0次相談(相談会)は無料、1次相談は有料と考えている。
会計報告は、計画残高39,576円に対し、大口寄付金10万円があったことから資産は134,238
円となっている。
これについて議長・山田岳峰が質疑応答を求めたところ、特に質問はなく参加者の拍手により原案どおり承認可決された。
イ.第2号議案:役員の追加・補充
議長・山田岳峰は、第2号議案について、大久保拓郎に説明を求めた。
同氏は、第2号議案の役員改選の追加・補充について説明した。支部長、副支部長、会計はじめ幹事は同一のメンバーで進めており、2018年度は福田幹事が加入し9名の役員構成であった。2019年度活動について酒井幹事が退任、小倉幹事が参加し、前年度同様9名の役員構成でスタートする。2019年度役員構成は以下の通り。
・支部長 立花 秀夫
・副支部長 高橋 一紀
・会計 大久保 拓郎
・幹事 今井敬介、小倉 章、野島立也、福田靖浩、細倉摂央、山田岳峰
・事務局 (株)環境地質サービス内
これについて議長・山田岳峰が質疑応答を求めたところ、特に質問はなく参加者の拍手により原案どおり承認可決された。
ウ.第3号議案:2019年度事業計画・予算(案)
議長・山田岳峰は、第3号議案について、支部長・立花秀夫、事務局・大久保拓郎に説明を求めた。
支部長・立花秀夫は、計画実行のため2019年度(平成31年度)事業計画の全体方針を説明した。
■中期計画の3年目として支部活動の更なら推進を図る
■WG間の活動緊密化:行事の連携
■行政へのさらなる周知活動および連係、協働
■関連する諸団体との交流
■市民からの相談への積極的受け入れ
■市民相談・業務受託への対応力強化、会員の資質向上
■地盤品質判定士会本部・支部対応
■他支部・部会等への協力、災害時の支援
■本部方針、行事等への協力・支援
大久保拓郎は、第3号議案、2019年度(平成31年度)の各WGの事業計画および予算案を説明した。
1.会員WG
■会員の資質向上を目指した研修会、情報交換会を開催する(目標:4回)
- 末岡徹氏の講演会、2019年4月20日(本日) 横浜市社会福祉センター
- 会員相互によるディスカッション2019年8月頃 横浜市内
- 研修会 2019年11月頃 連携候補:川崎市等
- 野外巡検 2019年12月頃 連携候補:川崎市等
■判定士業務研修の開催に関して、判定士業務検討WGを支援する
■上記の取り組みを通し、神奈川支部の会員増に貢献する
■事業継続を見据え、会員WGメンバーの現状維持(5名)さらに増員を図る
2.広報WG
■県内自治体向け広報活動の継続実施
■相談会の共同開催
■個人向け相談チラシの配布
■未訪問自治体を先行
■訪問済み自治体(川崎市)との連携強化
■関連他団体との交流
■不動産・法曹・保険・建築士関連対象
■相談会を通じて関係の拡大を図る
■広報ツールの作成・更新
■印刷物の改良・更新
■ホームページSNS活用検討
■会員、判定士への広報
■イベント情報の告知、結果報告の徹底
■本WGメンバーの増員
3.判定士業務検討WG
■支部として相談・受注窓口としての体制づくり
■0次相談 相談会等無料
■1次相談 有料 来ていただける場合0.5万円/時間
現地踏査等の場合1万円/時間
相談員は登録の上、研修を実施
支部による斡旋
■業務 調査レポート・SWS・対策設計・施工など
会員から公募の上、依頼者と直接契約
支部に紹介料を納付
■判定士業務研修
■相談員としての研修
■相談・業務の事例報告会
■会員WGと連携
予算については、前年度の繰越金と寄付を見込んだ資金の範囲での予算設定となっており、2019年度末での繰越金は134,238円の計画である。
これらについて議長・山田岳峰が質疑応答を求めたところ、参加者より以下の意見・提案がなされた。
横浜市および神奈川県の大規模盛土造成地(宅地耐震化推進事業)を対象において宅地地盤の専門家として地盤品質判定士が有益であることを、積極的にアピールする機会をつくってほしい。また、行政側でも技術力の向上が必要と考えており、今年度から受験資格を緩和し、行政の方々も地盤品質判定士が受験可能となる予定である。そこで、行政の技術者に判定士資格の取得を推奨して欲しい。(東京海洋大学、谷教授)。
→昨年11月の神奈川支部第2回研修会では、横浜市建築防災課より「横浜市宅地耐震化推進事業」についてご講演をいただいた。神奈川県については新たに拝聴した。また、行政への周知活動の際に、判定士の資格に関心を示される方もいた。受験要件が緩和されたことをお知らせして、受験を勧めていきたい。(立花支部長)。
以上の質疑を踏まえ、議長・山田岳峰がさらなる質疑応答を求めたところ、特に質問はなく参加者の拍手により原案どおり承認可決された。
(5)支部連絡(大久保拓郎)
神奈川支部独自財源確保のため、会費制導入へ向けて準備委員会を設けて進めていたが、本部からの要請で延期とする。
引き続き本年度も支部の活動費として寄付金を募集します。一口千円とし、何口でも対応いたします。よろしくお願いします。
(6)議長解任
山田岳峰議長は、以上により本日の議事終了をつげ、議事進行の協力に対してお礼を述べ降壇した。
(7)閉会
総会の議事を終了し、10時20分、司会者・高橋一紀が閉会を宣言した。引き続き末岡徹氏により「近代日本黎明(れいめい)期の社会貢献と技術者倫理-横浜の発展とインフラ整備も含めて」と題した講演会が行われる。
以上、総会当日の議事録として、記載致します。
平成31年4月20日
議事録 記録担当 福田靖浩
〃 小倉 章