2017年度 地盤品質セミナー開催のお知らせ
地盤を原因とした土木・建築障害対策への地盤品質判定士へのニーズと役割
≪移り変わる地盤障害対策ニーズにどう対応するか≫
■開催要領■
○主 催
地盤品質判定士協議会
○共 催
公益社団法人 土木学会
○協 賛
公益社団法人 地盤工学会
特定非営利活動法人 住宅地盤品質協会
一般社団法人 地盤保証検査協会
一般社団法人 全国地質調査業協会連合会
一般社団法人 建設コンサルタンツ協会
一般社団法人 日本建築学会
一般社団法人 全国土木施工管理技士会連合会
公益社団法人 日本不動産鑑定士協会連合会
○日 時
2018年1月27日(土) 10:00~19:00 (受付開始9:30~,セミナー及び交流会)
※地盤工学会継続教育(CPD)認定プログラム(予定)
○場 所
日本大学理工学部駿河台校舎1号館6階CSTホール(御茶ノ水駅より徒歩5分)
http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai.html
○定 員
200名
○申込み
申し込みは終了しております
■セミナーの開催主旨■
2011年春の東日本大震災をはじめ,これまでの地震によって発生した住宅や宅地の被害を教訓として,建築学・土木工学分野や不動産・住宅関連産業等に従事する地盤技術者を対象に,住宅地盤の品質評価を実施できる地盤品質判定士の資格が創設されました。現在では,地盤品質判定士制度が誕生して5年が経過し,5回の検定試験で882名の地盤品質判定士を登録するに至りました。
2015年4月に地盤品質判定士会も設立され,組織的な活動も進められるようになりました。2016年4月に発生した熊本地震では多くの住宅や宅地に被害が発生しましたが,現地に「熊本地震対策部会」を立ち上げ,熊本県内の被災住宅の復興へ技術的貢献を行っております。
そのような活動を通じて,地盤品質判定士へ新たなニーズも発生しており,これまでの活動実績を評価するとともにこれからの取り組みの方向性を見直す必要も感じております。
今回,地盤品質セミナー『地盤を原因とした土木・建築障害対策への地盤品質判定士へのニーズと役割』を企画しました。これから活動を始める地盤品質判定士やそれを目指す技術者の方には参考になるものと期待しております。
一方で,これまで種々の地盤問題に取り組んでこられた判定士の方々あるいはこれから取り組んでいく判定士の方々で業務を通じて感じた判定士のニーズや役割についての疑問や問題,提案などを事前に提出していただき,それに講師の方々が回答するという形式で問題解決を行うQ&Aコーナーも取り入れ,地盤品質判定士の取り組みを応援していきたいと考えております。
以下に示しますように,地盤品質セミナー『地盤を原因とした土木・建築障害対策への地盤品質判定士へのニーズと役割』を開催しますので、奮ってご参加くださるようお願い申し上げます。
■プログラム■
《進行:辻 聡子・波田野夏枝》
1. 開会挨拶および活動報告
10:00~10:25
・地盤品質判定士の役割と活動実績
北詰昌樹 (地盤品質判定士会幹事会 幹事長)
2. 市民住宅地盤相談・宅地地盤紛争に関する話題提供
10:25~12:05〔講演20分,質疑5分〕
・熊本地震災害被災者への住宅地盤相談活動 (無料相談と有料相談)
田尻雅則 (地盤品質判定士/地盤品質判定士会熊本地震対策部会長)
・住宅相談会から見えてきた地盤問題とその対応および被災地の抱える課題
持田美沙子 (建築士)
・欠陥住宅相談の現場での地盤に絡む瑕疵事案への対応の実情(地盤品質判定士との連携について)
志水芙美代 (弁護士/欠陥住宅関東ネット代表)
・宅地地盤品質に関わる紛争事件について
諏訪靖二 (地盤品質判定士)
≪昼休憩≫
12:05~13:05
3. キーノート・レクチャー
13:05~14:35〔講演40分,質疑5分〕
・住民による建築紛争裁判への専門家の関与
横地由美 (裁判官/東京地方裁判所民事第22部)
・安定な盛土・斜面・擁壁は実現できる
龍岡文夫 (教授/東京理科大学)
4. 造成地盤に関する話題提供
14:35~15:50〔講演20分,質疑5分〕
・造成盛土宅地における障害と対策例
橋本光則 (地盤品質判定士/住品協)
・戸建住宅における造成地盤の評価方法について
二川和貴 (住団連/積水化学工業(株))
・大地震により被災した盛土造成地及び宅地擁壁の復旧対策事例
門田浩一 (地盤品質判定士/パシフィックコンサルタンツ(株))
≪休憩≫
15:50~16:00
5. Q&Aコーナー
16:00~17:10
・地盤品質判定士はニーズに応えられるか
《司会進行:森 友宏 広報委員長》
6.閉会挨拶
17:10~17:20
勝見 武 (土木学会地盤工学委員会委員長)
7.交流会
17:30~19:00
同一建物内2Fカフェテリア
《進行:藤田安秀》
【注.1】報告・話題提供は講演20分,質疑5分程度,キーノート・レクチャーは講演40分,質疑5分程度を目安とさせて頂きます。
【注.2】演題・講演順は都合により変更させていただく場合があります。
【注.3】交流会は講師の方との意見交流を大きな目的としております。講師の方はご招待とさせていただきますので,できるだけ交流会へもご参加いただくよう宜しくお願い致します。